旅65日目 宮崎県 南郷

昨夜は道の駅「高千穂」の第2駐車場で一泊したのですが、朝起きると店舗前の第1駐車場は車中泊の車で一杯です。
湘南ナンバー、大宮ナンバー、みんな気合い入ってますね。ちなみに第2駐車場は3台しかいませんでした。道路を挟むのでトイレまで遠いですが、静かに寝たいなら第2駐車場の方がいいですね。



今日は日曜日です。
次に行く予定の渡川ダムは平日のみ配布。
近くに公共配布カードも無いし、高千穂の観光も昨日してしまったし・・・完全に暇になってしまった。とりあえず神社でお参りしてから考えましょう。


天岩戸神社・西宮
日本書紀の「天照大神の岩隠れ」に記述のある、天照大神が隠れた天岩戸(あまのいわと)をご神体とする神社です。


天安河原
天照大神が岩戸に隠れ、地上が暗闇に閉ざされた際、八百万の神々が集まり神議が行われた洞窟。
天岩戸神社から15分くらい歩くと到着します。朝の静謐な空気の中、神域に足を踏み入れると、日々の煩悩が払われていくようです。

さてどうするか。
渡川ダム周辺には道の駅が無いので、宿泊地も考えないといけません。とりあえずダム付近の美里町南郷方面に移動して、車中泊できそうな所を探します。


霧の山中を抜け、約70km走ります。
美郷町南郷に到着。
そしてすぐに見つかりました。
その名も、恋人の丘。

恋人達が付けていったであろう無数の南京錠。

韓国風の東屋。

渡川ダムまで約10kmの好立地なのに、雨のせいか誰も来ませんね。
ここは旧南郷村村長が私財を投じて作った公園だそうで、手入れも行き届いた綺麗な公園です。晴れていれば眺望も良さそうです。
村長に感謝しつつ、ここをキャンプ地とします。


一度通りすぎた南郷市街に戻って、買い出しと風呂を済ませ、気になっていた百済の里を見に行きます。百済の里は神門神社を中心に、西の正倉院や百済の館があります。


西の正倉院
奈良の正倉院と同様の収蔵品があったことから、企画された資料館。正倉院の図面を元に正確に再現しているそうです。
正倉院はイナバの物置×2くらいのサイズをイメージしていましたが、想像以上にデカイですね。

本物と違って中に入れます。中は展示室になっていて、展示品の見所は銅鏡です。手の平サイズの銅鏡がに30~40くらい展示されています。銅鏡も時代ごとにデザインの流行があって面白いですね。


百済の館
都の争乱に巻き込まれた百済王が、逃亡の末たどり着いた所が南郷で、百済王はこの地に潜伏しますが、討伐軍との戦闘で討たれます。後に神門神社の祭神として祀られました。
その縁で韓国と交流を結び造られた資料館が百済の館です。こちらは韓国関係の展示で複製品が中心。

なんで正倉院?韓国?と思っていましたが、ちゃんと理由があったのですね。共通券510円で両方見学できます。これが高いか安いかは人によりますが、個人的には1時間以上楽しめたので満足です。



明日からは再びダム巡りに戻ります。ナビを見ると、恋人の丘から渡川ダムへ行く道に通行止めマークが付いているような気がしますが。まあ気のせいでしょう。
今日はここまで。恋人の丘で一泊。


今日のカード

なし

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